約1か月遅れでの講義の消化。
以下、講義ノート。
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●財産評価の総論
・共有と区分所有
共有財産…1つの財産を共有で所持している
区分所有財産…1つの財産を区切られた区分(例：1階部分をA、2階をB)で所有している
●家屋及び家屋の上に存する権利
・家屋の評価の原則
自用家屋の評価公式 固定資産税評価額 × 倍率(常に1.0)
貸家の評価公式 自用家屋の価額 × (1ー借家権割合)
※各独立部分がある貸家の評価公式 自用家屋の価額 × (1ー借家権割合×賃貸割合)
賃貸割合＝課税時期に賃貸されている各独立部分の床面積の合計／その家屋の床面積の合計
ただし空室が一時的なものであると認められる場合は、継続的に賃貸されていると取り扱う
・構築物
構築物の評価公式 (再建築価額ー課税時期までの期間に応ずる償却額)×70/100
償却は常に定率法による
●宅地及び宅地の上に存する権利
・倍率方式による評価
評価公式 固定資産税評価額 × 倍率
※台帳地積と実測地積が異なる場合
固定資産税評価額 × 実測地積／台帳地積 × 倍率
・路線価方式による評価の基礎
評価公式 路線価 × 各種補正率 × 地積
・一方のみが路線に接する宅地
評価公式 路線価 × 奥行価格補正率 × 地積
・正面と側方に路線がある宅地
評価公式 ①正面路線価 × 奥行価格補正率
②側方路線価 × 奥行価格補正率 × 側方路線影響加算率(円未満切捨)
③(①+②) × 地積
・正面と裏面に路線がある宅地
評価公式 ①正面路線価 × 奥行価格補正率
②裏面路線価 × 奥行価格補正率 × 二方路線影響加算率(円未満切捨)
③(①+②) × 地積
・三方又は四方に路線がある宅地
評価公式 ①正面路線価 × 奥行価格補正率
②側方路線価 × 奥行価格補正率 × 側方路線影響加算率(円未満切捨)
③側方又は裏面路線価 × 奥行価格補正率 × 側方又は二方路線影響加算率(円未満切捨)
④(①+②+③) × 地積
※四方も考え方は同じ
・間口が狭小な宅地等
評価公式 路線価 × 奥行価格補正率 × 間口狭小補正率(円未満切捨) × 地積
・奥行が長大な宅地の評価
評価公式 路線価 × 奥行価格補正率 × 奥行長大補正率(円未満切捨) × 地積
・がけ地等
評価公式 路線価 × 奥行価格補正率 × がけ地補正率(円未満切捨) × 地積
●構築物
・構築物の評価
((再建築価額)-建築の時から課税時期までの期間に応ずる償却費の額の合計額又は減価の額))×70/100
※償却方法は定率法による
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